1.金と質屋

最近テレビのCMや新聞広告等で金買取りやブランド品、ダイヤやプラチナの買取りの情報をよく見かけるようになったと思いませんか。金買取りが最近利用者を増やしている理由の一つは、金買取りがサラリーマン金融等と比べ、手軽でかつ安心して資金が調達できるということがあるのでしょう。そんなことから最近ではどこか古めかしいイメージのあった質屋でも金買取りやブランド品、ダイヤやプラチナの買取りを始めるところが多く出てきました。さらに専門の中古品店、リサイクルショップなども各地で繁盛していることから、業種間の垣根がなくなり、新しい業者が次々に金買取り等のビジネスに参入しています。最近こうしたビジネスに注目が集まると共に、金そのものにも高い関心が集まっています。私たち日本人にとって馴染みがあるようで馴染みのない金。金買取りのあれこれを理解する前に、金そのものについてお話していきます。
金は言うまでもなく金属の一種です。金にはどんな特徴があるかご存知ですか。そこに、なぜ金が資産として認められているかの理由が隠されているのですが、金には@中古品にならない、A均一的、B純度を調整しやすい(合金を作りやすい)、Cプラチナより柔らかさがあり加工しやすい、D分割しやすい、E時代を超えて価値を持ち続ける、F国境を越えて全地球上で価値を持つ、G希少価値があること等たくさんあります。
現金は実はただの紙切れや銅に過ぎません。それとは異なり金の場合、金そのものに価値があり、しかも人類の歴史上様々な紆余曲折を経ても、それでも変わらず最も高い信頼を寄せられています。いわば価値の根源のような存在でした。古今東西を問わず、金は常に通貨のような存在であり続けたわけです。
金は通貨のような存在だとお話しましたが、ここで通貨としての金の歴史を紐解きましょう。世界の金融大国の一つイギリスでは、イングランド銀行が誕生する前に、金を取り扱う「金匠」が銀行業務のようなことを既に始めていました。金匠は客から「金」を預かり、その預り証に相当する証明書を客に発行します。その預り証がやがて市中に流通するようになって通貨としての機能を持ち、やがて紙幣に変わっていきました。ある意味現在の金買取りビジネスの原点がここにありました。ついでに言えば、そうした取引が徐々に完備され、組織化され、やがて中央銀行のシステムが確立し、後に中央銀行が一手に紙幣の発行権を支配するようになりました。こうして近代の金融システムが始まったのですが、そのルーツには金取引があったのです。
このようなルーツを持つ金取引が、現在は金買取りというビジネスを通じて再び脚光を浴びています。そんな金買取りと伝統ある質屋ビジネスとが融合しているのも不思議な感じがします。金は人類の歴史において長くその価値を普遍的に認められてきました。それゆえ不景気、デフレ、円高と不安定な経済状況にあっても、それ自体が絶対的な価値を持つ金への信頼、安心感が注目されています。ある意味質屋も優良なビジネススタイルであるが故に庶民の金融機関として長く存続してきました。従って金買取りと質屋が融合することはまったく不思議ではないのです。

この際皆さんが手持ちの金を質屋や金買取りショップで現金に換える、或いは新たに金を購入する際には、金のメリットや歴史、特質など、金にまつわるいろいろな話を読んで、理解を深めるのも如何ですか。

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